STANDARDS検品基準
みのる陶器の検品基準について
焼き物には、釉薬や土など素材の特性やメーカー毎の製造方法、焼成環境等の違いによって、鉄粉、ピンホール、釉薬のハゲ、ムラ、垂れ、トビ、にじみ、溜まり、鋏跡、柄のつなぎ目、印刷ズレ、柄つぶれ、焼きムラ、濃淡差、ゆがみ、多少のガタつきなどの現象が発生し、仕上がりに個体差がございます。それらは不良ではなく、器が持つ個性や温かみ、風合いとしてお楽しみいただければ幸いです。
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ピンホール
生地についた有機物が焼成時に焼かれ1mm程度の凹みになる現象です
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印刷のズレ
茶碗やボウルなどは、内側と外側の柄に多少のずれが生じます
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はげ
口元やハマ(器の裏側)部分に釉薬のハゲがみられる場合がございます
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呉須のトビ
絵付けの際に起こる現象です。多少のトビはご了承ください
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呉須のにじみ
呉須(顔料)がかすれたり、にじむことがございます
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呉須の濃淡
呉須(顔料)がかすれたり、にじむことがございます
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鉄粉
土や釉薬に含まれる鉄分が焼成によって酸化し、出てきた状態です
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柄の継ぎ目
スクリーン印刷で柄付けした場合、柄の継ぎ目や多少のズレがみられます
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色ムラ
焼成時の位置などの温度差で、同じ釉薬を使用しても色合いが異なる
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釉薬トビ
撥水柄部分に釉薬が飛び残った状態。撥水範囲が広いと目立ちやすい
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釉薬かぶれ
下絵の呉須に釉薬が重なった状態
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釉薬の垂れ
釉薬のかかり具合により垂れた状態
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釉薬のたまり
釉薬が溜まったまま焼成した結果、盛り上がり凸になった状態
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撥水柄のつぶれ
撥水柄の間隔が狭いことから釉薬が溜まり、柄が潰れた状態
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鋏跡
施釉時に使用する器具の跡が残った状態
弊社では、ご注文いただきました商品をピッキング、梱包のタイミングで検品を実施し、お客様へ出荷しております。製造元であるメーカーと、弊社での検品を通過した商品は、上記のような個体差を理由に返品・交換をお受けすることができかねますので、あらかじめご了承ください。